スタイリッシュなうつわ/和陶房さんの新作・白釉に黒シリーズ

ついこの間、富士山に初冠雪というニュースを聞いたばかりでしたのに、今日は急激に冷え込んだ一日となりました。

そぼ降る雨も手伝ってお店は閑散としています。

こんな日は、ブログ更新の日に丁度良く、新作なった和陶房さんの白釉に黒シリーズのおはなしをしたくおもいます。

サンプルを拝見してすぐの印象は、無駄のない形、シンプル、スタイリッシュ、使いまわしがききそう~でした。

これまでにないカタチですね。機能性に富んだ現代の生活様式にマッチしそう~

特に若い方にマッチグーなうつわ、価格設定になっているかもしれませんね。などなど和陶房さんとお話しさせていただきながら、ようよう作品がお店に出来上がってきました。

撮影を終え、すこし試用してみて、一層の使いやすさを実感しております。

ふだん当店でご紹介しています和のうつわと混合してお使いいただいても結構です。

一点で三通り以上の使いまわしがききそうです。

ネットでも商品紹介をいたしましたので、お時間がございましたら、のぞいてみてください。

和・洋・中・エスニック、どんなお料理にも対応できそうです。

食器棚に手狭さをお感じの方にはもってこいのうつわたちともいええそうです。

お店の方にも、お出かけくださいませ。

一器多彩なうつわたちです。

 

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伊賀の鍋作家・稲葉直人さんの手の仕事。

みなさま、その後、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

久しぶりのブログ更新は、土鍋作家・稲葉直人さんのデザイン・ワーク、釉薬づかいのおはなし。

稲葉直人さんの土鍋に出会って、かれこれ10年を超えますが、初めに目に飛び込んできたのは、鉄釉と松灰釉をひしゃく掛けしたもの、わら灰釉の下地に紅彩を一筆書きしたもの、その斬新なデザイン・ワークにありました。

それまで土鍋といいますと、鉄釉、飴釉、灰釉、赤絵、染付、織部、三島、伊羅保などでつくられたものが王道でした。

長い間、こうした土鍋が作られ続けてきたことにはしっかりとした理由があり、その理由は、土鍋の堅牢性を高めるため、高い焼成温度で焼成しやすいものということが大きなポイントとなっていました。

焼成融点のことなる釉薬を多用することは、一種のタブーだったといってもいいのかもしれません。

そこに気魂のこもった釉薬を多用した柄杓がけと一筆書きでしたから、しばし、目を奪われ、ああ、ぎりぎりのところで勝負してらっしゃる作家さんなんだなと、深く心に留めいつかはこの作家さんのもとへと感じ入ったことでした。

そして二年後だったかと思います。伊賀の地に稲葉直人さんを訪ね、それからのお付き合いになるのですが、その後も毎年、何かしらの新作を私たちのもとへ届けてくださっています。

青白釉と紅彩の土鍋、藁灰釉と黒釉の掛け分けによる日月文様の土鍋、わら灰釉、紅彩、青呉須が織りなす花文様の土鍋、黒釉をベースにした色釉のコラージュを思わせる土鍋、鼠志野釉を用いたろうけつ染めを思わせる土鍋、現代的にアレンジを加えた黒織部の土鍋、複数の釉薬による流水紋、線紋、唐草紋などの描かれた土鍋、柄杓がけの土鍋、一筆書きの土鍋、思い返してみると、なんと変化にとんだ表情の土鍋をつくられていることでしょう。

今年の展覧では、形にも新しい試みがあり、八角土鍋を考案していらっしゃいました。

楽しいことは、力を生みます。

楽しいデザイン・ワークと釉薬づかいにとんだ稲葉直人さんの土鍋を、今年もどうぞお楽しみください。

生地に昔ながらの木節粘土(耐火度の強い粘土)を今もって使い続けていらっしゃるところに、一種の気骨さえ感じます。というのは、このごろではほとんどの作家さんが化学的に作られた耐火度の強い粘土をもちいていらっしゃるという背景があります。

稲葉さんが木節粘土にこだわっていらっしゃるのは、食いしん坊さんにとっては朗報のお鍋料理そのものの味わいをまるく美味しいものにするから。

今年のお鍋を写真でちょっとご紹介しておきますね。

よろしかったらネット上か代々木上原店にてご高覧くださいませ。

 

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