涼しいうつわ・山田想さんの青急須・青酒器

青い色を思うとき、皆様はどんな青を空想なさるでしょうか。

海の青、空の青、湖水の青、ライラックや紫陽花の青、幻の青い花、中近東の青いタイル、幸せを呼ぶ青い鳥、青い洞窟、ジョルジュ・ラロの青いレターセット、ピカソの青、フェルメールの青いターバンの女、北欧の青、ペルシャン・ブルー等など。

数えだしたら切りがありませんが、さまざまな青い色は人の心の中に息づき、熟成され、喜びや哀しみ、憧憬や回顧、記憶の色として表出してきます。

山田想さんの青い急須や青い酒器は、どのように誕生したのでしょう。

一度お伺いしたことがありました。その折りに漏らされた言葉は、「ペルシャの青いタイルへの憧憬」でした。その後、生み出される想さんの青の作品を眺めていますと、憧憬だけに止まらない何かが加わっているように思われますが。

それは次回、お会いできるときの楽しみとさせていただき、お話を伺いましたら皆様にもまたお伝えしたいと思います。

さて、新作の青い急須、青い酒器が届きました。

詳しくはショップの作品紹介欄に記しましたので、ここでは省きます。

青いうつわは、清々しさ、涼やかさも運んできてくれます。

ガラスのうつわ、青磁や白磁、黒釉、黒唐津、黒織部などのモノトーン・タッチのうつわなどとコーディネートいたしますと、夏の食卓に、ちょっぴり涼やかな風が吹くかもしれません。

いつもの食卓に、暑さしのぎの青い風をよんでみませんか。

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道具組み初級編:迷ったら並べてみる。

至急のお客様があり、さぁ、大変~~!

どんなおもてなしをいたしましょう~~と、お困りになったことがありませんか。

そんな時、有り合わせのもので、真心こめておもてなし致しましたら、かえって喜ばれたりするものです。

今回あるものは、練りきりのお菓子だけといった場合、道具組みがしっかり決まれば、それとなくおもてなしの気持ちは、伝わります。

お手持ちの器の中から、お客様の雰囲気に合いそうな(あるいはお喜びになりそうな)うつわを選び、まずは並べてみることです。

その中から、お茶菓子と映りの良いキーとなるうつわを選び

次に、キーとなったうつわに合うものを選んでゆきます。

キーとなった器は、山田想さんの青急須。

並べてみてピンときてピックアップしたうつわは、韓国青磁の汲出しでした。

お菓子は、有り合わせのもの。

こんな塩梅になりましたが、皆様でしたら、どんな道具組みになさいますか。

何も難しく考える必要はなく、カジュアルなおもてなしか、フォーマルなおもてなしかに留意して、あとは、お洋服や着物の組み合わせをたのしむように、組み合わせていただければ大丈夫です。

 

 

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山田想さんの青の急須と青の酒器

長い間、お待たせいたしました。

常滑の急須の名手・山田想さんの急須や酒器がようよう入荷致しました。

今回は、青の急須のほか、常滑特有の上質な土を用いて作られた常滑急須、前回に続く青の酒器などをご覧いただけます。

お茶好きの方やお煎茶手前のお稽古をなさっていらっしゃる方には、ぜひともご高覧頂きたい作品群となっています。

おいしいお茶をいただく必須条件をご存じでしょうか。

先ずは茶葉の選択。そして、大事な道具選び。最後に、お茶を愉しむ気持ちでしょうか。

山田想さんの急須のカタチは、お茶を美味しく淹れるために~~

全体のデザイン設計は、お茶をこころからたのしむために~~

作られているように思います。

手に取って、持ちやすく、淹れやすく、水切れも良く、心からお茶を愉しめるようにできています。

一つ一つの作品については、こちらにご紹介いたしました。ご覧になってくださいね。

「緑茶は健康なからだづくりにとてもいい飲み物です!!」ということを日本をはじめアメリカの医学界が声高々にいうようになってきました。喜ばしい臨床結果が次々にあがっているのだそうです。

緑茶を一日に五杯が目安。毎日飲み続けると、緑茶の持つ成分、ポリフェノール、カテキン、タンニン、ビタミンなどが血流を良くし、免疫力や殺菌作用を高め、様々な相乗効果があいまって動脈硬化・脳卒中予防、肥満防止、ボケ防止、ガンの予防、風邪予防など、健康な体作りの一役を担ってくれるのだそうです。

やっぱり、日本のお茶は凄かった!おいしくいただきたいものです。

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山田想作青の急須と青の酒器。

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明けましておめでとうございます。初荷は、山田想さんの急須と酒器から~~!

OLYMPUS DIGITAL CAMERAみなさま、明けましておめでとうございます。

今年の初日の出は、見事なダイヤモンド富士から始まりました。

お屠蘇気分もぬけ、今日から仕事始めの方も多くていらっしゃるのではないでしょうか。

今年のマルコポーロは、初荷に山田想さんの急須や酒器をいただき、スタートいたしました。

順次、撮影を済ませたうえで、ご紹介させていただきます。

今しばらく、お楽しみにお待ちくださいませ。

ちょっとだけ撮影を済ませたものがございますので、少しだけご紹介して、新年のご挨拶とさせていただきます。

みなさま、本年もうつわの店マルコポーロをよろしくお願い申し上げます。

今年も時間の許す限り、窯に足を運び、使いやすく、楽しく、面白く、上質な作品をご紹介してまいりたいと願っています。

みなさまもご希望等ございましたら、どしどしお声掛けくださいませ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA山田想陶歴

1979年 愛知県常滑市に生まれる。祖父は三代山田常山(人間国宝)(平成十七年没)。父は四代山田常山)

2002年 常滑市立陶芸研究所終了。岐阜県多治見市に移り制作。

2004年 常滑に戻り、常山窯にて、祖父、父の指導のもと制作。

2005年 初個展。以後、名古屋栄三越、銀座黒田陶苑、阪急うめだ本店などにて個展多数。

NHK「器 夢工房】出演

愛知県陶磁美術館 新進陶芸家による「東海現代陶芸の今」展に出展ほか。

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四代山田常山さん、山田想さんを訪ねて

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夏の暑い日でした。

常滑の小高い丘にある常山窯を訪ねました。

折よく、四代山田常山さん、長男の山田想さんもいらっしゃり、お話を伺いつつ近作をみせていただくことができました。

常山窯は、すでに御存知かと思いますが、国指定・重要無形文化財保持者(人間国宝)を輩出した、常滑の名門窯です。

棚には、歴代の作品があり、手に取って拝見いたしました。

いつかは伺いたいと考えつつ、なかなか果たせなかった三代常山さんの急須を手にしつつ、遠い昔のことを想い出していました。

考えてみると、この知多半島に初めて足を踏み入れたのは、まだ二十代の若い頃でした。

取材旅行で訪れ、いつの間にか居眠りしてしまい、はっと気が付いた終点は、目の前に海が広がるところ。

その時は、約束の時間に間に合うよう大急ぎのとんぼ返りでしたが、この半島に未練が残りました。そのうち、三代常山さんの急須を知ることとなり、いつかは、尋ねたいと思ううち人間国宝になられ、手の届きにくい急須となってしまったのです。

三代常山さんにお会いすることはかないませんでしたが、息子さんの四代山田常山さん、お孫さんの山田想さんの急須があります。

常山窯のDNAともいうのでしょうか、何か、脈々と波打ち受け継がれている技のようなものを感じるのです。

どこの窯でも感じることのない何か。これはいったいなんだろう~~!?

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上二点の写真は、常山窯歴代の急須を写しています。

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こちらは、納品を待つ山田想さんの急須です。

答えは、作業場を拝見させていただいて、なるほど、ここにという感を強くいたしました。

ろくろ台、急須を成形するうえで用いる小さな道具の数々が、三代山田常山さんの使われたもの、あるいは、それをそっくり再現させ作ったものだったのです。

これは、企業秘密といった範疇に入りますね。撮影も、NGでした。

四代山田常山さんも山田想さんも、三代に手ほどきを受け、三代の制作をそばで見ていらっしゃいますから、否応なく、土練、ろくろ扱い、成形、窯焚きなどの技術、道具使いなどは脈々と受け継がれているということになります。名門に生まれた役得というのでしょうか。

「名門に生まれて、その看板をうっとうしく思ったことはありませんか」

こうした質問に何度も出くわされたことでしょう~~。

その質問に答えて

山田想さんは、デビュー前はどう答えたら良いのか悩み、難しく思ったそうですが、デビューしてからは気が楽になり、自分なりの感性を作品に表現していけたらいいと、世良公則さんとの対談の中で語っていらっしゃいます。

おとうさまの四代山田常山さんも、若い頃のことを想えば、きっと共通したお気持ちをお持ちだったのでしょう~~終始やさしい眼差しで想さんを見守っていらっしゃいます。

どういったらよいのでしょう~~

常山窯には、親子の間に、いい意味での緊張と愛情からくるやさしい空気が流れていました。

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常山窯の急須は、お茶を美味しく入れるために作られた急須と言われ、お茶人の間、お茶好きの間でたいそう評価の高いものです。

あいにくめざす急須は、すべて納品先が決まっているものばかり(人気があります~)

年内の窯出しで必ず皆様にお見せできますようお願いし、今回は、花入れとぐい呑みを頂戴してまいりました。

花入れもまた、急須と並んで使い勝手の良さ、面白み、侘びた風情をもったもので、人気のたかいものです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

四代山田常山作です。

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山田想さん作です。

いずれも和花、洋花、どちらも活けやすい仕上がりとなっています。

急須こそ持ち帰れませんでしたが、とても素敵な花生けやぐい呑みに出会うことができました。

ぜひ、ご高覧くださいませ。そして、常山窯の作品をお試しくださいませ。

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