山近てるみさんの染付花詰めのうつわ

あちこちで梅雨が明け、暑い日が続いています。

暑中お見舞い申し上げますの気分のうつわと申しましょうか、今日は山近てるみさんの染付切立中鉢となった花詰めのうつわをご紹介いたします。

丁寧な絵付けの仕事は清々しく、無駄のない切立のカタチがいっそう爽やかです。

夏には朝顔のおもてを眺めて涼しく、秋風が吹けば萩、菊の花が薫香を放ち、木の葉がかさこそと音を立てる頃には、椿の花がよろしく、寒い冬をしのぎ陽気が温かくなってくる頃には、菖蒲の花、ついこの間までの梅雨時には紫陽花の花と、四季を通じて、花のうつわの料理、お菓子をお楽しみいただけるうつわです。

上原の地にマルコポーロをオープンして、およそ三十数年となりましたが、この間お店にお出かけ下さるお客様の中には、お料理好きの方をはじめ花好きの方も多かったように思います。

桜の花のコレクターの方、家紋に倣って藤や橘、桐の花、そうこうするうちに四葉のクローバーとか紫陽花の花、バラ、蘭の花など、ご要望はひろがるばかり。

かなうものは作家さんや窯場にお願いしてご作陶いただいたり、思い返せばどれも懐かしい思い出となって残っています。

さて、今回の山近さんのうつわには四季折々の花が内外に所狭しと描き込まれています。

お好みの花が見つかりましたでしょうか。

お手元に置いて、長くいつまでもお楽しみいただきたいうつわです。

どうぞご覧になってくださいね。

あちこち写真でご紹介いたします。

💛今日のお買い得商品バナー誕生!💛作家もののうつつわを通常価格よりたいそうお買得な価格でご紹介しています。お見逃しなく、こちらから。

 

Share Button

新米の美味しい季節となりました。ごはん茶碗一考。

あちこちから稲刈りの声が聞こえてきます。

実りの秋、今年も新米の美味しい季節がやってまいりました。

ごはん好きにとっては居ても立っても居られないほど台風の行き先、風の具合、雨の具合を気にかけ、無事に稲刈りにこぎつけましたョの知らせを聞くと、ああ、ことしも無事にと胸をなでおろし、安堵いたします。

日本人ですね。ことのほかお米の出来具合が気にかかります。

さて、その新米を皆さまはどのように召し上がっていらっしゃいますか。

ひところは、ごはん茶碗の新年おろしは新米の取れる時期といったりしたものです。

真新しい新米を、新出来のごはん茶碗で頂く~~ここには弥生の時代から滔々と受け継がれてきた水耕栽培のDNAが影響して、新米を有難くいただく思いと行いが重なりあっているのかもしれません。

さて、そのごはん茶碗、陶器のもの、磁器のもの、どちらで新米を愉しみましょうか。

磁器のものは、たいていつるっとした肌合いに仕上がっていますので、炊き立ての新米のツヤまでを味わうには、陶器のうつわの方が良しとされます。

この秋、これまで磁器のごはん茶碗だった方は、陶器のごはん茶碗に。

陶器のごはん茶碗だった方は、磁器のごはん茶碗にかえてみるというこころみは、いかがでしょう。

いやいや、そんなことをしなくとも美味しくいただくことはできますョとおっしゃる方は、これまで通りで。

新米の美味しい季節だからこその実験的試み、お試しいただいても、いただかなくとも、どちらでも。

お店の方では、いろいろなごはん茶碗をご用意して、皆様のご感想をお待ちいたしたいと思います。

新しいお付き合いが始まりました曲山輝一さんのごはん茶碗

 

 

 

 

お馴染の有光武元さんの赤絵、色絵のごはん茶碗

 

 

 

 

こちらもお馴染の山近てるみさんの染付のごはん茶碗

 

 

 

 

藤ノ木土平さん、小川勝弘さんの唐津のごはん茶碗。有光武元さんの青白磁、粉引のごはん茶碗。

 

 

 

 

いろいろご用意いたしました。お好みの作家さんのお好みのごはん茶碗で、どうぞ出来立ての新米を、おいしく。検索は、作家さん別からでも、カテゴリー別の飯碗の項目からでもお入りいただけます。

ごはん茶碗は、こちらから。

 

Share Button

食卓を彩る作家もののうつわ。

ぽかぽか陽気の後、今日は一段と冷たい風が吹き、あらま冬へ逆戻り~~。

いつもの食卓に、ちょっと春を呼びたくもありますし、ぬくぬくのものをいただきたくもなったりいたします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お大根の炊き合わせは、ちょっと温まります。

器は、小川勝弘さんの唐津片口鉢です。柔らかな窯肌に料理は映え、作家さんの手仕事に、気持ちもほっこりしてきます。

春らしい彩りの川合孝知さんの色絵花紋スープカップには、クリームシチューを。春も、ぬくぬくも両方を愉しみたいという、欲張りな取り合わせ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

春待ち気分優先という日には、山近てるみさんの色絵シダ紋の深皿に、春キャベツと大根のソテーにハムの一皿。ミニ・トマトは黄色いものを使ってみたり~~お料理と器の取り合わせしだいで、食卓は、いかようにもたのしいお食事の場に変わってゆきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

パン皿に、浜田純理さんの黒織部隅切四方皿を使って、食卓にメリハリをつけたり~~

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

料理と器の取り合わせには、必ずおいしい出会いがあることと思います。

サッ、あとは、それぞれを愉しむ心が肝要です。

作家ものの器におんぶにだっこで、お料理を美味しそうに演出する手立てもあるはずです。

なんとなくピンとこないというときは~~

ちょっと青物や彩りのある添え物を用いるだけで、お皿は一段とおいしいオーラを発揮してくれることと思います。

今日は、遠くからはるばるお店まで足を運んでくださった方が数組ございました。

寒い中、ありがたいことです。

心よりお礼を申し上げます~~!

そして、皆様の食卓に、楽しさと美味しさが訪れますように。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAぬくぬくの稲葉直人さんの土鍋もご紹介中です。

 

 

 

 

磁器と陶器の違いについてはこちらからどうぞ。

Share Button

九谷絵付師・山近てるみさんを訪ねて

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

石川県能美市に山近てるみさんの工房を訪ねたのは、暑い盛りの八月でした。

工房周辺の田んぼには、出穂した稲がこうべを垂れはじめていたでしょうか。

「暑いですね~、汗がポタリなんてことはないのでしょうか!?」と、言葉がついて出そうでしたが、申しあげなくて良かった!!

撮影し、取材を重ねている間、こちらが汗をかくのに反して、山近さんは一つも汗をかかれない。おまけに、筆を持つ手も休むことがない。

素晴らしい集中力をお持ちだと感服しつつ、その秘訣をお訊ねすると、「描くということはイコール仕事ですから、どうしても責任が生じてきます。独立してから、仕事を出してくださる方や周りの方々にもまれ、鍛えられ、いつのまにか、ここだけは譲れないぞということで、スッと仕事に入れるようになりました。入ったら、楽しいものですから、ちょっとやそっとのことで気持ちは揺れないんです」と、仰る。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA山近さんは、18歳で新田邦彦氏に師事

その後、妙泉陶房の山本長左氏に師事4年後に「華泉」を拝号

その後、福島武山氏に師事の後、独立

がむしゃらの20代、自分探しの30代、40代の今日、ようやく心に落ち着きができ、独立の頃に抱いた、九谷に行けば、華泉という染付の絵付師がいると思っていただけるようになりたいと仰る。

もちろんですョ。それで、こちらも訪ねて参りました。(笑)国内と言わず海外もめざしてほしいほどです。

山近てるみさんは、小学4年男児のお母さんでもあります。

「不思議なことに、子供が生まれてから肩の力が抜け、堅さもとれ、迷いがなくなりました」「子供は、これ以上のものはない代替のきかない作品ですから」「今は、仕事が楽しくてなりません」とも。

その子供さん、お母さんが大好きで、お母さんの仕事も理解して、「学校の友達にわたしの仕事のことをはなしているらしいんです」と、山近さん。唯一、破願のとき。

さて、丁寧な仕事で定評のある山近さんのデスク廻りをご紹介しましょう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA線描き用に用いる筆は、同じものが何本も・・・OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

絵付けに用いる青呉須の硯

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

だみ筆は、思いのほか太い。

この太い筆で、微細なスペースにもだみを置いて行かれるという。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

絵付けの出番を待つ、成形された生地。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

追加注文を受けた、作品の数々。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

作品を拡大してみると、山近さんその人の仕事の確かさに出会えます。

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

だみ筆の生かされた絵付け。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

みる日によって表情が違って見える獅子の絵付けの酒杯など。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

盆栽用の植木鉢は、盆栽ファンの方々に、人気のひとしな。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、どんな時間がおすきですか!?と伺ってみました。

「仕事以外ですか?子どもといる時、お酒をいただくときかな」「どんな肴でも身近にあるもので充分。ご飯をいただいてから、ゆるゆるいただくのが好きですね」と仰います。

今夜も、仕事を終えた後、一杯のお酒をたのしんでいらっしゃるでしょうか。

愉しみつつ、普段から山近さんお好みの日本画や着物、書画骨董の中にみられる

古典柄の世界にこころをあそばせていらっしゃるでしょうか。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

仕事を離れる時は、メガネはなし。

着物や祭り袢纏などもお似合いになりそうな粋でうつくしいひと。

一度手から離れた作品には、何の執着や未練もないのだそうです。

食卓でも、ご自分の作を使われることはないのだとか。

「もしも、使っていたら、食べ物より作品の方に眼がいって、食べ物そのものをあじわえなくなりますもん」

ここまで仕事とプライバシーを簡潔にくぎられているとは・・・

山近さんの描く一本の線が、生きて、小気味よい表情を持つ絵付けとなってゆくのもうなづけるところです。

 

山近てるみさんの作品は、ネットショップでご紹介中です。ごはん茶碗、湯呑、マグカップ、そば猪口、酒杯、お皿、お鉢など、どれをとっても、たいそう丁寧な仕事から生まれた作品かと思います。おたのしみください。

 

 

 

 

Share Button