使いまわしの効く柳川謙治さんの青白磁陽刻六寸鉢、八寸鉢。

弥生三月となりました。

朝の光はやわらいで、気温も少しずつ上昇しはじめました。

日増しに過ごしやすくなってまいりますね。

晴天が続きますと、お付き合いをいただいている作家さん方の仕事もはかどるようで、春の窯の新作が届いています。

今日は、柳川謙治さんの青白磁の六寸鉢、八寸鉢のお話です。(このほか青白磁シノギと面取りの多用丼も一緒に窯出しなっています)

左が八寸鉢で、右側のお鉢が六寸鉢です。

どちらもちょっとエレガントで使いまわしの効くマルチプレイヤー的なところがあります。

通常は、盛り込み鉢として毎日のお惣菜をお好みで盛り込んでいただいてよいのですが、菓子鉢、フルーツ鉢としてご利用いただいてもオーケーです。

そして、トップの写真にあるように、銘々のお鉢としてお寿司だったり、バスタだったり、カレーだったりをいただくお鉢としてお考えいただいても。

チョットうれしくなりますね。一器多用なお鉢ですから。

三月、四月は新生活スタートの時期でもあります。こんなお鉢が一つあれば、色々なお惣菜をとりあえず楽しめるというわけです。

新生活をスタートさせる方、あるいは送り出す側にいらっしゃる方に一度お試しいただきたいうつわです。

また、新生活スタートに当たって、とりあえずそろえておきたい最小単位の道具組みを以前にご紹介したことがございますので、そちらもご参照頂ければと思います。こちらから。

💛うつわ一口メモ。陽刻とは?

陽刻という技法はうつわの地肌より突起して描かれる文様のことをさします。これに相対して陰刻という技法もあり、こちらはうつわの地肌を掘ることによって作り出される文様のことをさします。

この写真では、陽刻よって唐草文様がお鉢の肌に創出しています。

陽刻、陰刻の技法は、中国、韓国で盛んに利用されていますョ。

 

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足利の作家・柳川謙治さんのうつわの魅力。

今年から初お目見えの柳川謙治さんのうつわは、ひとことで申しますとどこか懐かしいカタチなのですが、しゃれっ気が有り、使い勝手に富んだうつわとなっています。

古典に学んで、現代の感覚が吹き込まれたうつわとでも言ったらよいのでしょうか。

一つの作品で多様に使える嬉しい設計となっています。

白磁、青磁、青白磁、染付が中心となっていますが、この頃では、足利の土を用いた陶器のうつわづくりも始まっています。

柳川謙治さんは、足利の「人形のやながわ」の家に生まれ、手仕事が好きなことから、最初は家具関連の仕事についていらっしゃいましたが、あることがきっかけで一念発起、陶芸家への道を選択。京都で学び、修行。故郷に戻って開窯といった経歴をお持ちです。

独立して三年ちょっとというキャリアにもかかわらず、使い勝手のいいうつわを作られます。これは、職人の家に生まれたという役得がなせる技でしょうか。

それとも「人形のやながわ」を訪れる多くの女性陣の一言一句が柳川さんの背を押しているのでしょうか。

 「これから、どんな器を作って行かれたいですか」という質問に、

「僕は、できるだけ長く愉しんで使っていただけるうつわを作ってゆきたいんです」

「もしもキズが行ったり、割れてしまっても、繕ってでも長く手元に置いておきたいと、お客様に言っていただけるようなうつわを作ってゆきたいんです」

と仰います。

こちらの心にズンと届く言葉でした。これまで聞いたことのないモノづくりの現場の方の声でした。

柳川謙治さんのうつわの中から、少しだけ写真でご紹介しておきます。

上から順に、青白磁陽刻の八寸鉢です。

染付祥瑞のお湯呑みです。

白磁の小皿です。

この他、お鉢やお皿もいろいろご紹介中です。

こちらから、どうぞ。

足利の土を用いた陶器は、追々ご紹介してゆく予定です。お楽しみに、どうぞ。

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