とうとう雨になりました。
こんな雨の日や、湿気が多くてジメジメする日、冷・暖房で外気と内気が著しく異なる季節、猛暑や強風が続いてカラッカラになる時期に、キッチン周辺で気になるのは、食べ物や調味料の傷み具合いです。
大事な秘伝のたれとか、自家製の塩麹、常備菜、佃煮、調味料、ソース類、スパイス、ジャムなど・・・せっかくのものを台無しにしてしまった経験をおもちではないでしょうか~~
手っ取り早い保存方法には、タッパーなどに入れ、冷蔵保存とか
使い切る分量に小分けして冷凍保存とかがありますが
味に敏感な方の中に、「心持ち味が落ちるようなので、何かいい方法はないかしら~~」と仰る方があります。
そうした方におすすめしているのが、今回ご紹介する松本頼明さんの備前保存のうつわです。
例えば、この砂糖菓子。
湿気が多い日には、表面が汗をかいたようになってきますが、保存の器に収納しておきますと、汗をかくことなく、美味しさを維持しながら保存することができます。
逆に乾燥が続いた日には、お菓子そのものの水分が奪われ、表面が堅く、しろくなってきてしまいますが、これも、保存の器に入れることによって避けられます。
では、なぜ、この備前の保存のうつわがよいのでしょう~~!?
大きく三つの利点があります。
一つは、備前焼は、山から田に流れ込んで、長い年月をかけて堆積した備前の田土がもちいられることにあります。この土のキメが細かいこと。また、備前の器はかなりな高温度で焼成されます。焼しめるほどに機密性はまし、それなのに呼吸する肌となります。
次に、備前の器は、熱しにくく、冷めにくいという性質をもっています。
三つ目は、松本頼明さんが以前、ホンダの設計技師さんだったという経歴が幸いしているということでしょうか。気密性に富んだ設計の保存の器となっています。
キーワードは、気密性に富んだ器、呼吸する器、環境温度に左右されない器というところでしょうか。こちらも使ってみて、その良さをひしひしと味わっているうちの一人です。
いい塩梅に保存しておきたいものがあるとおっしゃる方、ぜひ、お試しくださいませ。
サイズは、三とうりございます。
落し蓋方式の設計で、密閉性が増し、中のものを美味しく保存してくれることでしょう。
小さいサイズのものでも、結構の分量を保存することができます。
自家製のお味噌などの保存にもいいですね。
飴玉やお菓子入れにも。お好みで。